◆ぼんぼり祭に参加して

平成30年8月6日(月)

第77回実朝祭奉納俳句大会が鶴岡八幡宮・直会殿にて行われた。

星野椿先生、山川幸子先生、原朝子先生を選者にお迎えし、奉納句会が始まった。

先生方の選をいただき、勉強にも励みにもなりました。

句会の終わる頃には、約400基のぼんぼりに明かりが灯され、柔らかな光に包まれ、

明日は秋という風情を楽しませていただいた。    (久江記)

ぼんぼりに闇ととのうて実朝祭       久江

◆第三回荻窪吟行句会報告

平成三十年四月二十一日、第三回荻窪吟行句会を開催いたしました。 

例年に比べ、桜の開花が早く、八重桜さえ散り、行く春を惜しむ句会でしたが、当日は初夏を思わせる汗ばむほどの一日。

出席の皆様はそれぞれに吟行を楽しみ、開始時間に三句持ち寄り句会をはじめました。

出席者は主宰をはじめ、鹿火屋会員四名、地元荻窪近辺在住の方六名、計十一名、

荻窪在住の方々のご参加も三回目で顔見知りとなり、選句、選評も和やかにかつ活発な意見も多くあり、楽しい句会となりました。

出席者 

原朝子 鹿火屋主宰

島崎恭一 斉藤秀明 水川怜子 田中みどり  平岡寿子 日比野繁雄 富永志保子 高岡慧 来馬さと子 青木孝子

原朝子主宰選(七句選)
アイロンをかける匂ひに春の風    恭一
こでまりをかすかに揺らし風若き   慧
泰山木見上げる子らに風光る     怜子 
瀬音してさざ波となる若楓      慧
亀鳴くや記憶の底の古ピアノ     孝子
耳元に風音清し花水木        さと子
連まねば身を失ふか紅躑躅      秀明

以下は人気のあった高得点句です。

陽光や囀なべて天のもの       朝子
幼子の声投網なす日の新樹      朝子
過去は過去ページ新たに花みずき   志保子
瀬音してさざ波となる若楓      慧
春疾風深く大地に欅の根       みどり
帰りたし都忘れの白ければ      さと子
庭隅に詩歌をこぼす菫かな      孝子

                               (青木孝子・記)

◆第六回新緑の城苑吟行会
平成29年4月29日(土)昭和の日
小田原城の大改修が終わり、新たにオープンして丸一年の歳月が流れ、
城への入場者数は七十万とも八十万ともいわれている。
我が鹿火屋会の新緑吟行会の主役である藤の開花が、気になる所。
吟行会に御参加いただける皆様には、最高の藤を見ていただきたく、
御感の藤に何度か会いにいったが、心細い。
一週間前には、藤房が糸のように伸び始め、四・五日前、二・三日前少しずつではあるが、
花が開き始めた。当日には、見事に花をさかせてくれ、ほっとした。
雲一つない快晴。
小田原市の新しい建物、小田原交流センター・UMECOの第七会議室にて、
鹿火屋主宰原朝子先生をはじめ、会員の方々の多数の御参加をいただき、
いよいよ「吟行会」の開催。
吟行会ならではのすばらしい句にも出会え、とても学ぶべきことも多くあり、
ありがとう存じました。(久江記)
 主宰選より
藤に風遊びごころと詩ごころ    和子
春深し城にかしづく相模灘     直
海よりの風を待ちゐる藤の花    貞子

◆第43回鹿火屋全国大会

十月十三日。知足寺の墓地から海へ渡る風も優しく、和子先生が今もそこに立っておられる感じがする・・そんな墓参でした。
続いて大磯での全国大会。会員を代表して羽成翔さんの静かに力強い挨拶、前大会優秀作品の表彰、主宰の講話、
そして今大会応募句の特選句にそれぞれ選者から短冊が贈られるという新しい試みには会場が湧きました。
懇親会で七つの卓から和子先生を偲んで挙げられた各愛誦句は、先生の句の広がりを示して興味深く、
最後に主宰が「私も精進するので皆さんもついてきてほしい」と決意を述べられ、一同の大きな感動を呼びました。
その後開催された句会は秀句揃いでしたが、きっと句座には和子先生の御魂が私たちを微笑みながら見守っておられたことでしょう。
  翌日は和子先生ご闘病中、毎週主宰が祈願に通われた霊場・大雄山へ。と、森閑たる杉並木に木遣歌が聞こえ纏の行列が・・。
鳶職の研修会とのこと。粋で鯔背な光景でした。
来年の全国大会でまた皆様にお目にかかるのが待ち遠しいですね。   (慧・記)

・全国大会作品より
初秋や風を書き足す筆の先     サト子
足長き影の不思議や秋の暮     郁代
いわし雲校歌の山河まぼろしに   会津

・有志句会より
鵙高音灘は潮目を淡く曳き     良江
晩秋の西へ東へ鹿火屋の和     フミ枝



Copyright (C) 2015 KABIYA Haiku-kessya. All Rights Reserved.